手土産はどうする？正月帰省のマナー

正月の帰省は準備の段階から、いざ義実家に到着してからの振る舞い方まで、あれこれ悩んでしまいがち。手土産や服装から、義実家での過ごし方、帰省ラッシュやUターンラッシュを乗り切るコツまで、帰省に役立つ情報をまとめました。

正月の帰省

手土産や服装は？滞在費は必要？帰省にまつわる素朴な疑問6つ

1.どちらの実家に帰省する？

夫婦の実家が離れていて、両方を訪れるのが難しい場合は、毎年交互に帰ったり、お盆とお正月でわけたり、同じくらいの頻度で顔を見せると角がたちません。帰省は迎え入れる側の準備もあるので、なるべく早めに予定を伝えるようにします。また、滞在中は起床時間や就寝時間などの基本的な生活リズムは各実家に合わせるようにします。

2.手土産とは別に滞在費を渡したほうがよいの？

親との関係性によって変わるので、一概にはいえません。「滞在費なんて水臭い」と思う人もいるでしょうし、何の申し出もないと「気づかいがない」と感じる人もいるでしょう。親が退職していて年金暮らしであれば渡す、現役で働いているなら渡さない、という人もいます。渡す場合は一泊だけなら1万円程度、長く滞在する場合は日数分の食費程度を目安に。滞在費を払わない場合は、母の日や父の日など、ほかの機会に感謝の気持ちを伝えたいですね。

3.手伝いはどれくらいするべき？

相手の実家に帰る場合、お客さん気分でドカンと座り込んでいるのは印象が良いものではないかもしません。洗い物のような簡単に出来る家事は率先して手伝うと気持ちがよく感じられます。

4.服装はどうする？

ジーンズのようなカジュアルすぎるものは避け、きちんと見えるきれいめな服装が好印象です。赤ちゃん連れの場合は、お世話がしやすい動きやすい服装であることも大事です。

5.帰省におすすめの手土産は？

手土産は、食べ物やお酒などの消え物が定番。みんなで食べられるお菓子、新年の乾杯にふさわしい縁起のよい銘柄のお酒などが喜ばれるでしょう。地元の銘菓、入手しづらい限定品なども気が利いています。できれば日持ちがするもの、小分けにしやすいものを。金額は5000円程度を目安に準備します。事前に祖父母の好みを把握しておくと、より好みのものが用意できます。

6.実家に帰省するのに年賀状は必要？

本来、年賀状は年始のあいさつがわり。帰省して直接会うなら不要では？と思う人もいるかもしれませんが、最近はお正月に直接会う人にも年賀状を出す傾向が高まっています。孫の写真が入った年賀状などは祖父母にとっても記念になるので、送ると喜ばれます。

帰省・Uターンラッシュの乗り切り方

年末年始の帰省につきものなのが、帰省やUターンラッシュ。車なら混雑のピークをずらすと快適ドライブに。電車や飛行機の場合は、早めに指定席やチケットをおさえておくのが快適な旅のコツです。

くるま

渋滞状況を確認しながら、ピークをはずした移動スケジュールを立てるのがおすすめです。一般的に年内の下り線は朝早くから混むので、夜のうちに移動するのも一案。逆に年始の上り線は夕方ごろにピークになることが多いので、朝早めに実家を出るなど調整するとよいでしょう。

電車・新幹線

自由席は混雑することもあるので、指定席を予約しておくと安心です。JRのきっぷの販売は乗車日1ヶ月前の10時からスタートしますが、ネット予約ではそれより1週間ほど早く事前申し込みを受け付けています。また、JRの会員制予約サービスに加入すると、年末年始にも使えるお得な早割チケットも購入できます（JR東日本のえきねっと会員限定の割引きっぷ「えきねっとトクだ値」、JR西日本のインターネット予約「e5489」で購入できる「WEB早特」など）。

飛行機