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スペシャルインタビュースペシャルインタビュー

~デザイナーに聞くシリーズ 第3回~
「年賀状をデザインする楽しみ、送る喜び」

MAXRADIAN

※このコンテンツは、2015年に作成されたものです

2015年版からフジカラー年賀ポストカードの一部デザインを手がけているデザイン会社、マックスラジアン。同社のデザイナー3名に年賀状に込めた思いやこだわりを聞く同シリーズ。第3回はみずから焼いた手作りクッキーをデザインに活用した女性デザイナーです。

「クッキーは自宅で地道に焼きました」/デザイナー 坂川可純さん

坂川可純さん

デザイナーの坂川可純さんが2016年度版で手がけたデザイン数種のなかでも、とくに印象的なのが、クッキーの形をしたフォトフレームに写真をレイアウトした、誕生のごあいさつにおすすめの年賀状です。

「出産報告の年賀状なので、かわいらしい女性が好むデザインにするため、モチーフにお菓子を取り入れたいと思いました。なかでも最近人気のアイシングクッキーは、パステル調の色味のものが多く、かわいらしくて赤ちゃんの雰囲気にぴったり。写真も映えそうだなと思いまして」(坂川さん)

アイシングクッキーとは、砂糖や卵白に色付けしたクリームで表面をデコレーションしたクッキーのことです。

「土台となるクッキーは自宅で地道に焼きました(笑)。本物をベースにデザインしたほうが、きれいになりすぎず、よりそれっぽくなるんです。当初はアイシングクッキーそのものを作ろうと思ったんですが、なかなか難しく、色の調整がしづらいこともあって、土台のプレーンクッキーだけを焼きました。真ん中のフォトフレームと、周りの花や星、松もクッキーです。型はネットで購入したり、かっぱ橋道具街(調理器具を専門に扱う商店街)にも探しにいきました」(坂川さん)

色鉛筆で手書きした下絵 ↑色鉛筆で手書きした下絵

焼きあがったクッキーの中から、特に形のよいもの数枚を会社に持参して撮影。あとはパソコン上で線をいれたり、点をつけたり、細かい部分の補正をして完成させました。

「新年の挨拶なので、もらってうれしい明るい印象のもの、新年への気合いが入るようなインパクトがあるもの。そういうコンセプトで作りました。赤ちゃんの写真を真ん中に配置していますが、うれしいお知らせなのでこれくらい大きいのがちょうどよいかなと」(坂川さん)

作業は他の仕事とも並行しているので、正確な制作時間は出せないものの、下書きを完成までで約1週間。イメージが固まるまでは、頭で考えて、描いて、考えて…の繰り返し。ただ、ずっとその作業にかかりっきりだと、客観的に作品が見られなくなってくるので、少し時間をおいて見返しつつ、作業を進めているそうです。

年賀状を送る喜び、デザインする楽しみ

「ちょうど今、まわりの友人たちが結婚したり、出産したり、人生の節目を迎えているので、1年に1度、年賀状で近況を知らせてもらうのは、すごくうれしいですね。友人の子どもの写真を見て、"あ、こんなに大きくなった"とか、成長ぶりを実感するのも楽しいですし。私自身、昨年結婚したので、今年の年賀状には夫婦の写真を使いました」(坂川さん)

プライベートでも年賀状のやりとりを楽しんでいる坂川さん。デザインを始めたことで、新たな楽しみが広がったといいます。

「これまで自分で作る年賀状は、自分が送った相手に届くだけでしたが、このお仕事をさせていただくようになって、自分の作ったデザインにほかの方の家族や赤ちゃんの写真がのり、それがまた別の方の元に届くようになった。これはものすごくうれしいですね」(坂川さん)

年賀状はメールとは違い、連絡先を知っているからこそ送れるものなので、ある程度、親しい間柄でやりとりされることが多いと思います。そうした特別なあいさつに、自分がデザインした年賀状を使ってもらえるというのは、デザイナーとして非常にやりがいを感じるところのよう。使う側としても、これだけ丁寧に思いを込めて制作されていることを知ると、選ぶ楽しみが増しそうですね。

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